山行概要
宿泊日 :2023年9月18日~19日
場所  :南葉高原キャンプ場
メンバー:単独
天気  :曇り~雨~曇り

概念図

記録
 青田難波山は2度行っている。1回目は2011年4月、山スキーコースの偵察であった。積雪でキャンプ場まで車で行けず、途中の林道に車を置いて登った。かなり林道を歩き、体力を消耗して頂上まで行けなかった。帰りにプラブーツのソールが剝れた思い出がある。林道の下りで道を間違った記憶もある。2回目はその年の11月。明神沢コースを登り、木落坂コースを下った。どちらのコースもキャンプ場の中を抜けていく。尾根に開けた見晴らしの良いキャンプ場で、高田平野と日本海が望める。いつかキャンプに来たいと思っていたのだった。今回、途中黒姫山麓に寄ってきたので、キャンプ場に着いた時は昼を回っていた。空模様が怪しいが、明日は秋祭りの準備があるので難波山は今日登っておきたい。テントを張って身支度をした。

明神沢コース 立入禁止

明神沢コースが通行止めのため、木落坂コースを行く。雨は降ったりやんだりであった。蒸し暑く汗が吹き出す。どこが高原だと愚痴をこぼしながら登る。標高は1000m以下であるが、急登が続く。8合目あたりから雨は本降りとなり雨具を着用した。傾斜が無くなり雨のためもあってか呼吸が楽になった。9合目を過ぎたあたりで、大きな白樺が倒れて道をふさいでいた。雨は一層ひどくなり、これはこの辺りで引き返せとのことではないかと思い引き返した。9合5勺あたりだったと思う。木落坂というだけあって、傾斜が急なうえ雨で滑りやすく、下りで2度尻餅をついた。雨具も手袋もタオルもザックも泥にまみれ、濡れ鼠状態で下山した。キャンプ場に来たとき、雨は止んでいた。あの豪雨は何だったんだ (ハイ、ユウダチデス)。雨具、ザック、手袋、タオルを洗って、夕飯の準備に取り掛かる。

炊事用具と身の回り品は、手提げのランドリーバスケット二つに入っている。その上にベニヤ板を渡し調理台とする。家に帰ったら、籠ごと収納できてキャンプに行くときは二つの籠を持ち出せばよい。食料の入っているクーラーボックスは椅子になる。コンロはOD缶とCB缶の2タイプ。どちらか一方のカートリッジが手に入れば、一応使える状態にはなる。CB缶は手に入りやすく安価で、オートキャンプなどに適している。OD缶は携行性に優れ一般的に火力が強い。一つは米を炊いて、もう一つでおかずや味噌汁を作る。だからコンロは二つ必要。

コンロは二台

今回もご多分に漏れず、ジャガイモとタマネギの処分がメインだ。どちらも無農薬であることは自分が一番よく知っている。賞味期限切れのレトルトカレーの処分もあって、カレー+大量のジャガイモ+大量のタマネギとなった。カレーライスならぬカレーポテト。ポテトが主食。レトルトカレーは具が砕けてスープカレー状態になっている。大量のタマネギによってメガ甘口となった。それとインスタントコーヒー。お茶のように茶殻が出ないので、山ではスティック状に小分けされたものが便利である。普段お目に掛かれないカレーができた。一口食べて、
“自分で作ったのだから、文句は言うまい”

 キャプテンスタッグのOD缶コンロは、圧電点火なのでライターがいらない。長年使っていて信頼を寄せている代物。熱気がタンクの上に行くので安全性も高い。だが、不安定なことは否めない。そのため安定させる脚もある。CB缶は安定性はあるが、バーナーと燃料缶との繋ぎ口が近いので、不安があった。SOTOのコンロは遮熱版がついて、ワークトップもあるため改善はされている。ワークトップは便利で作りもしっかりしている。重量がかさむので、オートキャンプではよいが登山には向かない。SOTOというのだから、外で使うのだろう。思えば、フォエブスから始まって、ピークワン、MSRを経て、今ではガスコンロオンリー。白ガスの容器がたくさんあり処分に窮している、メタも残っている。

前回の小川村では一人用であったが、今回のテントはダンロップの二人用。私が初めて買ったテントである。このテントはフックで本体をポールに引掛ける方式なので設営が早い。冬の寒気の中で短時間で設営できるのは、体を冷やさない点でありがたい。長年使っており、これも私が最も信頼しているテントである。冬用外張りも付いている。昨今の薄い生地のテントは軽量ではあるが、強度的にいかがなものか。ポールも細くなっているように思える。夜、高田平野の夜景がきれいであった。翌朝は日本海が見渡せた。一区画が広いためゆったりできる。

高田平野の夜景 (実際は写真よりきれいだったけど)
これ全体で一区画

一泊840円。帰り際受付に挨拶に行くと、
「シャワー使いましたか?」
「それ、先に言って欲しかったんですけど」
「また来てください」
「今度はシャワー使います」

下りの林道で道を間違った、1回目の登山で帰りに道を間違えたところだった。黄金の湯は途中の土  砂崩れで行かれず、いこいの湯も休館、コスモス園は満開ではあったが、曇り空で今一つ映えなかった。

コスモス園               

 

 

 

 

 

後日、晴天の日のコスモス園に行ってきました。
リフトからではなく、歩いて目線の位置で見るコスモスがきれいです。