山行概要
メンバー:1名 (1991年は4名)
天 候:晴れ (1991年は曇りのち吹雪)
地図/コース 五竜山荘泊 遠見尾根往復
写 真
2021年9月 素顔の五竜
記 録
雪のない五竜に登りたい。素顔の五竜を見たい。そう思いながら30年の月日が流れた。1991年の冬山は荒れた。北アの各地で遭難が続出した。しかし登頂直前の一瞬、五竜はその神秘のベールを脱いだ。冬の後立は美しい。その美しさは格別だ。厳しい山行だったからか、そのときのメンバーは、その後懇意の仲となって今に続いている。
2021年9月、長年の望みがかなった。長い遠見尾根を歩くと、ここが天場だ、ここでは耐風姿勢で耐えた。いろいろなことが思い出される。懐かしい顔が浮かぶ。視界不良の中、雪庇を踏み抜けば奈落の底だった。30年前のルートをたどって、長年の懸案、晴れた五竜の全容を見ることができた。できれば、当時のメンバーと登りたかった。